【映画】グエムル-漢江の怪物-【感想】

【あらすじ】

ソウルの中心を南北に分けて流れる雄大な河、漢江(ハンガン)。休日を、河岸でくつろいで過ごす人々が集まっていたある日、突然正体不明の巨大怪物<グエムル>が現れた!河川敷の売店で店番をしていたカンドゥの目の前で、次々と人が襲われていく。気付いた時には遅かった!カンドゥの愛娘、中学生のヒョンソがグエムルにさらわれたのだ!さらに、カンドゥの父ヒボン、弟ナミル、妹ナムジュのパク一家4人は、グエムル保有するウィルスに感染していると疑われ政府に隔離されてしまう。しかし、カンドゥは携帯電話にヒョンソからの着信を受け、家族と共に病院を脱出、漢江へと向かう。果たして彼らはヒョンソを救えるのか?そしてグエムルを倒すことはできるのか!?

 

【感想】

怪獣映画を楽しみたい人は最初の30分と最後の30分だけ見れば良いです。
怪物の造形と動きは一見の価値はありますが、それ以外は時間の無駄です。
ポン・ジュノ監督は「パラサイト」でも貧困家族と社会批判を訴えてましたが
今回の怪物・パニックといった要素とはすこぶる相性が悪いです。
無能な警察や軍部に振り回されて話が全く進まない中盤はさすがにイライラしました。
巨悪(政府、米軍)に見立てた怪物に家族が立ち向かう姿も
怪物がそこまで大きくも強くもないので集団で囲んで倒すラストは怪物側に同情してしまった。