シリーズ セカンドシーズン 恋物語 最終話 「ひたぎエンド 其ノ陸」 感想

snowdrop(期間生産限定盤)恋物語 第一巻/ひたぎエンド(上)(完全生産限定版) [Blu-ray]
大体全部扇ちゃんのせい。
熱血貝木先生が体を張って不良少女撫子の説得に成功するものの凶刃に倒れる・・という話。

貝木が死んでしまうのは悲しいけど、まあしょうがないなというか、あれだけ格好良くなられたらもう退場するしか無いだろうなと妙に納得してしまった。だって完全に主人公食っちゃってるもん。
個人的にはあそこで名も無いモブに刺し殺される所まで含めて、今回の貝木さんは完璧でしたね。正直ちょっと憧れます。こういうの。

貝木と撫子の会話の内容ついては、貝木自らが阿良々木君に言ったように、当たり前のこと当たり前に諭しただけなんですが、西尾維新の台詞回しと三木眞一郎の演技で見事に私まで騙された気分になったな。嘘をつかずに人を騙すとは流石天才詐欺師といった所でしょうか。
撫子の漫画については、ドラえもん好きというのが一応伏線だったのかな。
でもあれだけ上手ければ本当にプロになるのも夢じゃないような。お話が駄目でも作画担当という道もありますしね。
しかしなんだなあ、ちゃんと努力とか出来る子だったんだなあ。撫子は。
才能という言葉を撫子は否定していたけれど、誰にも見せずに、誰からも褒められずにあれだけの量の漫画を書き続けられるというのはそれだけで才能と言ってもいいんじゃないかな。世間的には知りませんが、個人的には囮物語恋物語で撫子の事が前より好きになりました。
貝木の分まで、なんて野暮ことは言わないけど、彼女には幸せになってもらいたい。