映画「セッション」感想

セッション [DVD]

【あらすじ】
名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン(マイルズ・テラー)。そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャー(J・K・シモンズ)だった。ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい付いていくニーマン。だが、フレッチャーのレッスンは次第に狂気じみたものへと変化していく。
-Yahoo映画 あらすじより-


【感想:ネタバレ注意】
最近はamazonプライムで結構映画を観てます。
これは良い評判を聴いていたのでずっと観たかった映画です。
前半1時間観てああこれは「スポ根」物なんだろうなと思った。
理不尽なスパルタ指導も歪な愛情表現のひとつで
最後にはお互いを理解し素晴らしい演奏を作り上げるのだろうと。
ただ、結末はそこまで甘いものではなかった。
結局の所、二人は最後のあの瞬間まではわかり合うことは無かった。
ニーマンもフレッチャーも相手を圧倒するための演奏に終始していた。
それはジャズの素晴らしさや音を楽しむという音楽の本質からは
かけ離れたものだったけど、狂気を宿した二人が競い合う
極限状態だからこそあの"セッション"は生まれたのだ。