ニューダンガンロンパV3 第6章クリア後の感想 【ネタバレあり】

ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期 - PS Vita

6章クリアしました。
おまけに嵌りすぎて感想書くのが遅くなってしまった・・・。

以下、6章終了までのネタバレがあるので注意。



いやー何から書けばいいのか・・・初プレイ時は色々あり過ぎてかなり混乱しましたよ。
とりあえず私が前回の記事にて6章裁判突入前に纏めた考えは以下になります。

首謀者は「白銀つむぎ」
白銀つむぎは天海蘭太郎を殺害した犯人であり、赤松楓は無罪。
白銀の不正を暴き、コロシアイショーを止めて外の世界に帰ることが目指すべき結末。

全体の方針として大きく外してはいなかったと思うのですが、
私の考えた結末には絶対的に覚悟が足りなかった。
そうダンガンロンパを終わらせる覚悟」が。

■超高校級のコスプレイヤー:白銀つむぎ

最初に言っておくと私は今回の話の結末には好意的で、納得もしています。
ただ、唯一不満だったのはラスボスである白銀つむぎのキャラがちょっと弱かったなと。
1,2のキャラクターになってこちらを追い詰める場面がありましたが、
所詮、姿と声を真似ただけのなりきりなので全くダメージは無かったですね。
これなら王馬小吉の方が悪役としての格は上だったと思います。
まあこれはオリジナルには勝てないという"模倣犯"の宿命なのかもしれません。
作中でも自虐的に語られてましたが、江ノ島盾子の呪縛から逃れられない製作者の苦悩のようなものを少し感じました。

■僕は希望も絶望も否定する ダンガンロンパを否定する

このシーンで最原がプレイヤーの手を離れて第三者視点になる演出が好きです。
フィクションの存在である最原の覚悟がプレイヤーの覚悟を上回った瞬間。熱い!
その後にキーボ、夢野、春川と視点が変わるのも良いですね。
V3は1,2よりも全員で協力しながら戦っている感があって良かったです。
今回の生き残りメンバーは本当にみんな大好きだ。
キャラ的な感想は長くなるのでまた別で書きたいと思います。

ストーリー的な話に戻ると、ここまではっきりと「ダンガンロンパを終わらせる」と明言した(選択肢としてプレイヤーにも選ばせた)のには驚きました。
これが作中の設定のように本当に53作も続いた作品ならわかりますが、
実際には正式なナンバリング・ゲームとしては3作目。
正直まだまだ続きを遊びたいというのが本音です。
でもダンガンロンパを本当に終わらせるんだとしたらこのオチしか無かったのかなとも思います。
実はクリア後に少し他の人の感想も読んでみたのですが、
オチに失望している人も、納得している人も、共通して「続編は無くても良い」という意見が多かったのが印象的でした。
現実のこの世界も最原達が変えたかった世界に近づいた、そういう解釈も面白いなと思います。
でも最後のエピローグが「・・物語は終わらない」で締めてる以上、続編はありそうなんだよなあ。
今作で上げたハードルをどう飛び越えてくるのか、それはそれで楽しみではありますが。

■総評

めちゃくちゃ面白かったです。クリアするまでに3週間程かかりましたが、
その期間はプレイしていない時も殆どダンガンロンパのことばかり考えてました。
どの章も好きですが特に挙げるとすると1章、4章、5章。
やはり予想が外れた章の方が印象に残ってます。
個人的な考えですが、他の推理作品にないダンガンロンパの魅力はその展開のエグさ、
単なる残酷描写ではなく、人の悪意とそれに立ち向かうキャラクターだと思っているので
1章、4章は予想を上回る悪意に打ちのめされながらも本当にワクワクしました。
6章はメタ展開がやたら話題になってますが、あれも悪意の矛先がキャラクターからプレイヤーに変わっただけで今までのダンガンロンパからブレてはいないと私は考えています。
嬉しいことにクリア後もおまけゲームが充実しており、まだまだ遊べそう。
とりあえず紅鮭団で絆コンプするぞー。


以下、コメント返しです

>ミスタさん
V3凄かったですねー。
実はクリアする前に、amazonレビューが賛否両論で荒れてるみたいな記事を
タイトルだけ目にしていて不安だったのですが
終わってみれば期待以上の内容で大満足でした。
続編は・・・実際に53作目まで作ったら伝説になりますねw
どんな形であれこのスタッフなら楽しめる物を作ってくれると
信じてますので期待して待ちたいと思います。